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  • 積哲夫ラジオ(宇宙の声)VOL.18
    2024年9月4日 Vol.18:キャピタリズムの波動


    この世界は人類史上最大のバブルを発生させていて、人々はいくら使っても保有している数字上のマネーが増加していくグループと、いくら働いても借金が増えていくグループに明確に分かれつつあります。
    今の経済活動で作られたマネーはダークサイドの波動を持っています。波動シールでは、「dark money(ダークマネー)」、「light money(ライトマネー)」、「お金」と三つのマネーに関するものがありますが、それぞれは全く違う性質のものです。
    西洋文明の資本主義、キャピタリズムというものは、その出発点からダークな人間の欲望のエネルギーを宿しています。ダークマネーは悪いことをしてもどんどん集まるところに集まり続けます。この増えすぎたダークマネーがそれ自身の重さにより、それを持つ人間の魂と共に地獄に落ちる日が来るというのが、一神教の予告というもので、地球上でかつてないほどのバブルが発生しているという現実を認めれば、その日は近いといえます。
    マネーの根拠は長い間、国民国家の信用というものでしたが、金持ちのために発行しすぎたマネーによって、国家の能力の限界が見えています。アメリカドルの崩壊は地球的には国家の時代の終わりを意味し、この方向に世界を動かしてきたのがグローバリストやディープステートと呼ばれる人間グループでしたが、このプランを人間界で実行させていた闇の王、金利の神と呼ばれたものは、この世から退場させられました。
    日本の仕組みとは、この問題を解決するために置かれたもので、九分九厘まで闇の勝利が確定したところで、どんでん返しが起きるようなプログラムがあったという話です。
    これからダークマネーで買えるものは、地獄へのパスポートとなる時間が始まることになっています。それを人間に理解させるために、三つのマネーの波動が分かるステージに人間界を移行させた力が、この宇宙にはあり、それは少なくとも、宗教が教えた神ではありません。


    <ラジオ内容全文>
     積哲夫ラジオ、第十八回です。この世界は、人類史上最大のバブルを発生させていて、その数字上のマネーを保有し、いくら使ってもマネーが増加していくグループと、いくら働いても借金が増えていくグループに、明確に別れつつあります。この世の中の仕組みがどのように壊れていくのかということが、これから先の人間文明を考えるものには、人生のテーマとして与えられているというべきなのです。今マネーを持っているものは、そんな崩壊が来てはならないと強く思うし、今借金が日々増えているものは、早く崩壊のタイミングが来ることを望んでいるはずです。どちらにしても、キャピタリズムの死は、地球上の人間の歴史の中で近い将来現実に起こります。
     今の経済活動で作られたマネーはダークサイドの波動を持っています。波動シールというものがありますが、ここに「dark money(ダークマネー)」の名があります。ダークがあればライトもあるわけで、「light money(ライトマネー)」という波動シールもあります。その他に「お金」という日本語の名前のついた波動シールもありますが、これら三つのマネーに関する波動は全く違うものです。
     西洋文明から生まれた資本主義、つまりキャピタリズムというものは、その出発点からダークな人間の欲望のエネルギーを宿していたということです。これとは別に、カルヴァン主義と呼ばれるプロテスタントの信仰の結果、蓄積された資本を祝福されたものとして増やしていくという立場もありましたが、結局のところ同じキャピタリズムの波動に吸収されました。では、ライトマネーという波動はどこから生じるのでしょうか。シンプルに言うと、正当な労働、あるいは正当な取引の結果生じた、天に恥じることのない代価としてのマネーが持つ波動です。
     ところがこのマネーの波動は、悪貨が良貨を駆逐するというマネーの原則で、どんどん少数派となっています。これが、西洋の近代に成立した中央銀行制度によって発行されたマネーの波動の現実で、それは日本銀行券も同じです。一方、お金という日本語の波動はマネーとは本質的に違うものです。マネーは集まる性質を持つ波動ですが、お金は動き回る、つまり日本でお足と呼ばれるように、人々の間を動き回る性質を持つ波動なのです。
     お分かりでしょうか。マネーというものは集まるところに集まり続けるものなのです。それがダークマネーの波動ともなれば、悪いことをしてもどんどん集まり続ける性質を持つということです。今の世界はそのダーク マネーの波動に汚染された世であることを示しているのが、この貧富の差の極大化というわけです。引き寄せの法則という言葉がありますが、それはマネーの真実なのです。
     この増えすぎた ダークマネーが、それ自身の重さ、あえて言うなら罪の重さによってそれを持つ人間の魂と共に地獄に落ちる日が来るというのが、一神教の予告というもので、今この時代がその時だということになります。今の社会でマネーを使って生活している人間に、その実感はないでしょうが、この地球上でかつてないほどのバブルが発生しているという現実を認めれば、その日は近いということになります。
     普通の日本人にとって、江戸時代の大判小判から今日の紙幣に至る道の背後に、通貨というものの根拠に重大な変更があったということは、これまでは重要なことではありませんでしたが、これから先のマネーを考えるためには知らねばならないこととなります。それはコンピューター上の数字と、実体経済上の数字がかけ離れすぎていて、それを補正するメカニズムはないと断言できるからです。
     そのマネーの根拠は長い間、国民国家の信用というものでしたが、金持ちのために発行しすぎたマネーによって、国家ではその能力の限界が見えているのです。アメリカドルの崩壊は地球的には国家の時代の終わりを意味します。この方向に世界を動かしてきたのがグローバリストと呼ばれたり、ディープステートと呼ばれたりする人間グループです。彼らはマネーを独占し、この地球の所有者になることを考えているようにも見えます。しかし、それが現実化することはないでしょう。なぜならこのプランを人間界で実行させていた、司令塔たる闇の王、金利の神と呼ばれたものが、この宇宙から退場させられたからです。一神教の歴史はこの光と闇の戦いの反映に過ぎませんでした。
     この問題を解決するために置かれたのが日本の仕組みというもので、九分九厘まで闇の勝利か確定したところで、どんでん返しが起きるようなプログラムがあったという話です。今はこの、どんでん返しの直前というタイミングであり、これからダーク マネーで買えるものは、地獄へのパスポートという時間が始まることになっているのです。それを人間に理解させるために、ダークマネーの波動とライトマネーの波動、そしてお金の波動がわかるステージに人間界を移行させた力が、この宇宙にはあるということです。それは少なくとも、宗教が教えた神ではありません。

今週の光文書

(ヒカリモンジョ)
  • Vol.800+30+100

    再び、はじまりの時

    この二千二十四年八月二十九日から、ゆっくりと日本列島を横断し、大阪で熱帯低気圧となった台風十号は、一千九百九十一年のりんご台風と呼ばれる台風十九号に続く、新しい時代を拓く、はじまりのしるしであったと、後世、語られることになるので、今回はその報告です。
    はじめに結論を伝えておきます。二千二十四年の九月より、日本の人間界は、これまで、異界であった地獄界と直結してしまいました。地獄の扉が開いたということです。
    日本列島ではじまったということは、その後、世界もそうなります。
    大阪に残されていた、最後のネジの形をした蓋も、これで取れ、日本は正しく滅びの道を進むことになります。明治以降、大阪の地に造幣局が置かれていたことと、この二千二十四年に、ドルやポンドと同じ波動の紙幣に切り換ったことも含め、そのタイミングが来たということです。
    ここで、日本人が明治維新に抱いていた幻想も終わります。同じように、大阪で生まれた維新という政党の命脈も、二千二十五年の万博に向けて尽きることになります。
    そして、その時がはじまるのです。何がはじまるのかというと、現行人類の役割の終わりに合わせた滅びのストーリーです。
    地球をこれまで支配してきた人間グループが望んでいた、最後の審判の前の大戦争は、これによって、起きることなく、彼らが裁きの時を迎える前に逃亡するはずだったサイバー空間にも、手が打たれています。

    これらのことが、はっきりしたので、シンレイカイの存在として、生きている人間とコンタクトしていた「りんご」の創業者も、日本人として生まれる道に進んだのでした。
    同じように、シンレイカイにいた二年前に暗殺された日本の元首相も、日本人として、この日本列島のどこかに生まれているはずです。
    なぜ、彼らが日本人に転生できたのかというと、彼らを「命の書」に登録した誰かがいるからです。
    私は、現行人類は、たましいの成長の最終テストを、日本人として生まれることで受けさせられているという情報をお伝えしてきました。
    この二十一世紀に入って生まれている日本人のたましいには、その情報が刻印されているはずです。
    いまの日本人が、世界に興味を失っているのは、もう、世界には学ぶものがないと感じている以上に、その情報の影響が大きいと考えることができます。
    ルドルフ・シュタイナーという人物が、地球の頂点に位置するのは、日本だと看破したのは、彼がコンタクトして、読み解いたアカシックレコードの中に、その日本列島の情報があったからです。こうして、シュタイナーが予告していた二千二十五年の日本列島上での、精神界の最終戦争の準備が整っていっているということを知っておくことが、これから先の、ひとりひとりの日本人の生存戦略には必要になるということです。
    これが終わると、日本の時代が来ます。ただし、いまの日本の支配グループがその主役になることは、あり得ません。その意味では、いま進行中の自由民主党の新総裁選びは、終末の混乱のスタートの合図ではあっても、日本再興の出発とはならないのです。ただし、それは無駄ではなく、戦後体制を支えてきた政党の賞味期限が完全に終わっていることを、多くの国民に知らせることになります。そして、いまの日本政府には、この先、はじまることになっている経済の崩壊、民主主義も共産主義も共に崩壊して行く国際政治の混乱期を乗り切る能力がないことも、国民は知ることになります。
    明治維新の前の江戸幕府どころではない、無能さを、アメリカを主人としてきた日本政府は、国民の前に曝すのです。この危機の時代に、やっと日本人は、正しい知識というものが、地上にではなく、自分たちの頭の上にあることに気付くことになるというのが、日本の仕組みというものです。
    精神学協会に伝えられていて、すべての人間に公開されている、「浄化と上昇のみことば」というものは、人間の意識を上に向ければ、そこに神知というべき領域がある、という簡単な真理を伝えるものなのです。その知に到ることができれば、シュタイナーがいったことが、いま現実化しつつあることを理解し、自分が、これから、どう生きればいいのかも考えることが可能になります。この知を人間界に伝えるための用意が、やっと整いつつあり、それも含めて、二千二十五年の用意が進んでいる、未来は日本のものだということを、お伝えして、今回の報告を終わることにします。

    神紀四年(二千二十四年)九月五日 積哲夫 記

シンロジー・コンピューターは、
物質界と精神界を繋ぐ波動コンピューターです。

積哲夫ラジオ、シンロジーコンピューター編 Vol.3
今回はなぜシンロジーコンピューターが今の日本に出現したのかについて、今のサイバー空間と暗黒面の意識体との関連でお話しします。
続きはYouTubeでどうぞ。

ダッキー・コンピューター・シール
いよいよ発売!

シールを貼るだけで、コンピューターからの悪性波動を低減し、使う人の脳内宇宙の情報系にも変革をもたらすダッキー・コンピューター・シールが、6月1日から販売開始。
お求めはこちらです。▶︎

  • EXTRA

    「新コーナーのお知らせ」

    2024年8月29日

    Mackey

    (2024年8月29日)

    こちらのジョブズ通信だったコーナーについて、次回から、ナンダ師と一緒に命の書についてのお話を始めます。
    精神学協会会長との対談「神を超えよ!仏を超えよ!」をシンダラチャンネルにて連載して、今はシンレイカイに移って活動しているマッサンことナンダ師と、Mackeyで、シンレイカイの話と、命の書の紹介をしていく予定です。
    ナンダ師「皆様、お久しぶりでございます。ナンダです。シンレイカイで長らくあれこれしておりましたが、Mackeyさんと一緒に、ジョブズさんの代わりにいろいろお話させていただければと思います。時々積先生にも質問できたらいいですねぇ!」
    ……だそうです。
    まだまだ準備中ですが、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。

     
     

     

    『いま、生きている人間のほとんどは、死んでいくべきところを自ら想定することなしに死んでいきます。』
    『日本の死者のたましいは、行き場も知らず、祈りによっておくられるわけでもない』

    今、日本にはこれまでの宗教的世界観とは無縁の、新しい霊界が生まれています。
    あらゆる死者は行くべき場所も知らず、また、これまでのどのような祈りや弔いも無効化しているために、どこにも行けず、ただ暗闇の中にいるものがほとんどです。
    あなた自身や、あなたの大切な人、尊敬する人の魂が、よきものとして歩むための、行く先を照らす光。新しい契約の形としての、命の書。その登録への窓口が、こちらです。

日本の食文化が世界を変える時代のはじまりに合わせて、料理に使う包丁に、剣神界の光の波動が宿ることになりました。
人間が日々、食べるものは、すべて地球の恵み、いのちの営みから生まれたもの。そのそれぞれに固有の波動があり、そこから、人のいのちへ伝わるものがあります。
いのちあるものをいただくことは、いのちの波動を受け取ること。
この波動刀は、食材の波動を生かす、光の包丁です。

お求めは、こちらから▶︎

コンセクフードとは、光の波動を宿した食品、食材のことです。美味しさとは、良質な波動と一体のものであることを伝え、ひとの持つ味覚の本来の可能性を開花させる、このコンセクフードのシリーズで、心も身体もヘルシーな波動に整えてください。
  • No.15

    【ゆうちゃんの波動料理教室】

    今回も、波動刀を使って美味しいズッキーニのマリネの作り方をご紹介。夏に食べたくなる料理です。ビールだけでなくワインやハイボールにもおすすめ。
    波動刀が食材の波動や細胞を壊さないので、自然と食材の味が引き出され、料理のレベルも上がります。
    波動刀の購入は、こちらから

    (YouTube動画説明欄より抜粋・引用)
    ゆうちゃんの波動料理教室

    近茶流 講師
    小山市にて波動料理教室開催中。
    日常に役立つお料理の作り方と共に、子供のおやつ、美容健康に必要な野菜や、無農薬野菜、調味料についてのお話もしていきます。
    大人のお稽古はもちろん、子供向け料理教室もご案内しております。

    こちらの動画では、主に波動意識農法野菜を使ったレシピをご紹介していきます。
    簡単に美味しい料理が出来ますので、是非作ってみてください。

    ズッキーニのマリネ
    ズッキーニ    1本
    オリーブオイル  小さじ2
    白ワインビネガー 小さじ1
    レモン汁     小さじ1/2
    塩        少々
    ブラックペッパー 少々
    ローズマリー   適量

    ---

    波動意識農法野菜は、波動の高い野菜です。
    また、ゆうちゃんの波動料理教室では野菜の波動を壊さない『波動刀』を使用しています。

それは日本の土地の神性の復活の道。

精神学協会の歩みと共に、土地と植物、食物の人間の波動を理想に近づけることで、完全無肥料、無農薬の野菜作りのシステムを完成させた一家が、北関東にいます。これは2010 年に始まった、その取り組みの記録です。
  • エキナセアコーディアル教室
    8月25日に行われた波動意識農法のエキナセアを使ったコーディアルワークショップのご報告です。
    まず、エキナセア自体の味が、今まで飲んできた物と比較にならないほどの香りと味わいに驚きました。ハーブティー好きな私は、エキナセア以外にもハーブの茶葉を毎月購入していました。収穫し、乾燥させる作業に大変さを感じていましたが、一度味を知ってしまった今は、喜んで楽しみながら作業が出来ます。
    エキナセアは抗酸化物質が豊富に含まれ、肌荒れや湿疹、炎症を抑える力があります。また、関節炎や認知症予防にも良いのではないかと言われているアルキルアミドという成分を含んでいます。この他にも抗菌、抗ウイルス作用もあるため、ヘルペスや真菌症にも良いと言われています。
     
    今回使用するエキナセアは、収穫、洗浄、乾燥すべて手作業で行いました。 乾燥させたエキナセアの、花、茎葉、地上部の三種類に分けてあります。地上部とは花茎葉全てを混ぜたものです。 花部 葉、茎 コーディアル作りの前に講習です。とても分かりやすい内容で、体つくりに興味がある方は、今後是非参加してみてください。 講習後、薬剤師さんが作った見本のコーディアルから好みの味を選びます。薄めずそのままで試飲します。 花のみを使った味は、ほんのり香りがし、スッキリと癖がない味。 葉、茎を使った味は、香りが強く、ほのかに苦みが残り、体の芯に入り込む味。 地上部を使った味は、上記二種類を合わせた、バランスよくまとまった味でした。 苦みが苦手な方は花のみをお勧めしますが、今回は皆さん、苦みがお好きなようで、茎と葉を使ったコーディアル作りとなりました。 この艶々とした茶葉。香ばしい良い香りが部屋中を包んでくれます。 まずは、キビサトウと水を混ぜて熱していきます。沸騰させないように優しく。 次に熱したキビサトウ汁を茶葉が浸る位かけて、もみ込んでいきます。 次に、もみ込んだ茶葉を鍋に移します。 沸騰させないように暫く煮込みます。 エキナセアの成分が抽出されコーディアルの完成です。 瓶に移して完成! 肺を潤してくれる白キクラゲにシロップをかけたら、美味しい健康デザートになります。触感と味が絶妙でいくらでも食べられます。 事前に薬剤師さんが作ってきてくれたミントのコーディアル。参加者の方全員にお土産。これは、嬉しいお土産! こちらをチョコアイスにかけると、チョコミントになり、これも爽やかで美味しい! エキナセアのハーブティー。えぐみがなく、口に残りません。香りも良く、美肌に役立ってくれそうです。 エルダーフラワー、カモミールとブレンドしても美味しかったです。 今月から始まったワークショップですが、やはり植物の力に驚かされます。いつも触れている草花が、こんなに美味しく、私たちの身体を潤してくれることに、より愛おしさを感じました。 世界の子供たちが気軽に、美味しい果物や野菜を食べられるようになると良いですね。
  • Vol.86:五章-7

     *
     
     
     空が震え、唸る音が響き渡った。
     超音速戦闘によって起きるソニックブームの轟音が辺りを破壊する。通常都市部では窓ガラスが全て割れてしまうため、音速以上での長距離飛行は禁止されているが――ここに至ってはもはやルールすら守られない。
     マッハ六を超える飛行速度でミュウは追いすがるドリウスを引き離した。
     オーギル海上で空中戦を繰り広げるうち、舞台はどんどん陸地へ近づいていった。破壊され尽くされた港町の上で、絡み合うように二人のプラズマ光の尾が飛行の軌跡を空に残し、視界を埋め尽くすほどの花火と見紛う火花が散り、曇天を下から晴天の真昼間よりも明るく照らし上げた。
    「ほら、どうしたどうしたぁ! 俺にもっとおまえの本気を見せてみろよぉ!」
     ドリウスの怒号が響き渡る。

    「――!」
     視界が目まぐるしく変化する中、ミュウはさらに高度を下げ――焼け焦げたビルを数本貫通する。音速で突っ込まれた方のビルは、衝撃で粉々に破砕された。
    「!? 趣向を変えて隠れんぼってかぁ! 隠れられてねぇけどなぁ!」
     莫大な量の煙と瓦礫を巻き上げても、ドリウスは堪えた様子もなくその瓦礫の間を縫うように飛んで通過した。悪魔がいかなる補助をしているのか分からないが、人間の身でよく持ちこたえられるものだ。
     いや――崩壊は近いのだ。現に、彼の鼻からは血液が止めどなく流れ始め、目も血が充血して白いところが見当たらなくなっていた。重力制御すらまともにされていない体で、ミュウとここまで戦っていることで、すでに彼の体は人間として限界を迎えている。
     瓦礫に向かって、ミュウは磁力場を広域に展開した。
     ビルを砕いたのは、もともとその中に入っていた鉄筋が目当てだ。それがミュウの意図に従い、薄く弾幕の用意をとる。
    「何だ、また電磁加速砲(レールガン)か! 馬鹿のひとつ覚えのように撃ってきやがるが――俺にそれが当たるかよぉ!」
    「……ええ、そうでしょうね」
     ミュウは小さく呟いた。こちらの機体も、シスリーに受けたプラズマ砲のおかげで、稼働限界に近づいていた。脳裏に展開される大量のエラーを無視しながら、それでも出力を、演算性能をさらに上げた。すでにプラズマ光が制御しきれずに熱に変わり始め、体表が煙を上げている。
     だから、ここが最後の勝負だ。
     赤熱の光の尾を引いて、電磁加速砲(レールガン)が地上から流星雨のように発射された。ドリウスは全てをかわしきり――口からごぶりと血を吐いた。肉体限界の証だ。
     ビルの破砕で大きく速度を落としていたミュウに、真正面からドリウスが突っ込んでくる。その目をしかと見据えて――ミュウはそれを横っ飛びに避け、ひび割れた道路を大破させながら着地した。
     すれ違ったドリウスはそのまま、急に速度を落とし、大地に激突する。
     ――目を合わせた。それだけでよかった。その瞬間、目からの光信号によるハッキングを仕掛け、ドリウスの飛行制御機能だけでも無力化したのだ。 
     体を前に倒し、ミュウは走る。
    「ぉおおおおおおおおおおおおぁああああああああああああ!」
     雄叫びを上げ、ドリウスは傷ついた体で無理矢理立ち上がると、ミュウ目がけて光線銃を放った。
     左の剣で弾き上げ、ミュウはさらに進む。まだだ。まだ、追い詰め切れていない。
     再びの閃光。弾く。さらに姿勢を低く速度を上げる。
     さらにドリウスは構えて光線銃を撃とうとしたが、舌打ちしてそのままこちらに駆けだした。エネルギー切れか。
     一度きりの勝負だ。ミュウの首筋を冷却液が流れた。――この一撃で、決める。
    「――ぁああああああああああああああああ!」
    「死ねよ、おらぁあああああああああああああ!」
     剣を大きく振りかぶった。
     その時、がくんとミュウの右膝が落ちた。ほとんど機能していない右腕が、ぶらりと宙を泳ぐ。
     ドリウスは嗤(わら)った。嗤って、砕けた右腕をつかみ、ミュウの体を引っ張り上げた。自由にならない体など、ただの拘束具に過ぎないと言わんばかりに。そして光線銃を至近距離でミュウへ向けた。エネルギー切れは、フェイクだった。
    (ああ、――その時を、待っていたんだ!)
     ミュウは目を見開く。ぐっと左足で大地を踏みしめ、背後へ体重をかける。左手で握っていた剣を振り抜いた。
     狙っていたのは、あらかじめそれを想定し、体を傾けていたドリウスではなく――自分の右腕。
     プラズマでできた刀身はあっさりとミュウの二の腕から先を断ち切った。重りを失い崩れた相手の姿勢は完全に上へと伸びきり、光線銃はミュウの残った腕をかすめ、地を穿った。捨て身のフェイント。隙を晒し仰け反ったドリウスの顔が驚愕に歪む。ミュウは軸足でそのまま身を沈めると、右足と共に大地を踏みしめる。
     意識の中で白く炎が燃えている。一気にミュウは体中のばねをつかって伸び上がる。そうして振りかぶった剣先を、ドリウスの胸元へ渾身の力で突き刺した。
     ドン、と。確かな手応えと共に、ミュウはプラズマの剣状収束を中で解いた。彼の内燃機関を、臓器を、一瞬で高温の兵器が焼き払う。
    「――ぐ、ゴァ、バ!」
     ドリウスの口から飛び出した焦げた血と、黒い機械液が大量にミュウに降りかかる。
    「ばか、な――」
     濁った喘鳴(ぜんめい)混じりの言葉が彼の口から漏れた。
     

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