
- 積哲夫ラジオ(宇宙の声)VOL.44
3月5日 Vol.44:日本経済失速の理由
二十世紀の日本を代表した企業が失速している理由は、精神界のデータで説明すると、神や神々がバックアップしたカリスマ経営者が、日本中から消えたからです。これは政治家よりも深刻な影響を日本社会に与えることになります。今回は、松下電器創業者の目指した日本という話をします。
以前、松下幸之助の魂のコンタクトにより、光文書に松下幸之助の考えた、無税国家について書いたことがあります。しかし、千九百七十九年に作った松下政経塾は、神仏の加護がなく、その志とは反対のものになりました。松下幸之助が、このままでは日本の未来は危ういと感じて行動したとしても、周囲の人間、心の壁は厚かったということです。その証拠に、松下政経塾出身者で、無税国家を目指す政治家は未だに現れていません。
無税国家というインスピレーションは、精神界から日本に下されたもので、国家も企業と同様に、きちんと経営すれば、国民からの税ではなく、国富からの収益で運営することが可能になるという、シンプルなものです。アメリカのトランプ大統領をはじめ、この方向に二千二十五年以降の世界は動き始めていることに気づけば、今こそ松下幸之助を正しく受け継いだものが日本から出るはずですが、日本の政治や経済はその方向に向いていません。
松下幸之助は学歴がなかったことで税の本質に気づけましたが、今の日本の高学歴なエリートには、自分たちが教えられた世界観から抜け出す知力はないということです。日本に新しいタイプのリーダーがこれから生まれる可能性はほとんどないのです。その理由は簡単で、明治から今日までの日本は、精神界によって滅ぶことがあらかじめ決められた道しか通ってきていないからです。日月神示で示されたような大難への道が回避されているのは、人間の一人一人が自分の小宇宙の救世主となる道が人間界に開示されたからで、その最後のチャンスに、日本人がどこまで反応するかです。
ところで、このタイミングで松下幸之助のことをお伝えしている理由は、旧社名の松下電器がパナソニックになった企業が、事業を再編成し、いくつかの会社に生まれ変わる方向を発表したためです。バブルの頃、アメリカの映画会社を買ってはみたものの失敗し、改めて世界戦略を練り直す時に、松下ではなくパナソニックを企業名としたのですが、その結果が、今回の決定ということです。今の日本ではこうして、創業者の偉大な記憶が企業名から消えることで、アイデンティティを失うこと考えたこともない経営者が普通になりました。
日本の弱体化の本質は、日本型経営、日本型資本主義がアメリカの株主資本主義に敗れた、ということなのですが、今の日本の政治家や経済人に、それを理解するものはいないのです。
偉大なカリスマ創業者の多くは、学歴というものを持ちませんでした。日本はここに一つの回答を得ているのです。政府も大学も関係のないところから新しい時代が始まり、その分野では資本主義の考え方を持つ人間は成功できないし、参入もできないことになるはずです。これが経済の立て替え、立て直しの始まりとなると考えていいのでしょう。
<ラジオ内容全文>
積哲夫ラジオ、第四十四回です。
二十世紀の日本を代表した企業の失速が止まりません。
なぜ日本企業がダメになっているのかの理由を、精神界のデータで説明すると、神や神々がバックアップしたカリスマ経営者が、日本中から消えたからです。これは政治家の人材不足よりも、実は深刻な影響を日本社会に与えることになります。
今回は生前にお会いしたことはありませんが、なぜか精神学協会にご縁のある、松下幸之助という、松下電器創業者の目指した日本、という話をします。
私が感じるご縁というものは、精神学協会の会員に、松下出身者がいるというだけではありません。
実は私がオーナーのヴァグリエというバッグのブランドの、古くからのお客様が、もう亡くなられましたが、松下幸之助の娘さんだったということもあり、人生の節目節目でその存在が感じられていたからです。
以前、光文書に松下幸之助の考えた、無税国家に関することを書いたことがあるのですが、それは松下幸之助の魂のコンタクトによるものでした。その時ははっきりとは書きませんでしたが、千九百七十九年に作った松下政経塾は、その志とは反対なものになった理由に、神仏の加護がなかったというものがあったのです。
もし、幸之助さんと縁があったとされる石清水八幡宮で、松下政経塾の設立についての神託を求めたとしたら、進捗不可と出たはずです。松下幸之助が、このままでは日本の未来は危ういと感じて行動したとしても、周囲の人間、心の壁は厚かったということです。
その証拠に、松下政経塾出身者で、無税国家を目指す政治家は未だに現れていません。
無税国家というインスピレーションは、精神界から日本に下されたもので、松下幸之助の思考パターンを知っている塾生や、PHPの読者などなら反応するはずなのですが、これまでのところ、その情報に反応した人間はいないようです。
松下幸之助の考えた無税国家は、国家も企業と同様に、きちんと経営すれば、国民からの税ではなく、国富からの収益で運営することが可能になるという、シンプルなものです。それは日本では採用されませんでしたが、シンガポールやサウジアラビアなどの政府系ファンドの発想のもとになっているものと同じだといえば、理解できるかもしれません。
要するに、国家にも優れた経営者が出れば、税は不要になるはずだということです。アメリカのトランプ大統領をはじめ、この方向に二千二十五年以降の世界は動き始めていることに気づけば、今こそ松下幸之助を正しく受け継いだものが日本から出るはずです。
しかし、日本の政治や経済はその方向に向いていません。松下幸之助は学歴がなかったことで税の本質に気づけましたが、今の日本の高学歴なエリートには、自分たちが教えられた世界観から抜け出す知力はないということです。日本に新しいタイプのリーダーがこれから生まれる可能性はほとんどないのです。その理由は簡単で、明治から今日までの日本は、精神界によって滅ぶことがあらかじめ決められた道しか通ってきていないからです。日月神示で示されたような大難への道が回避されているのは、人間の一人一人が自分の小宇宙の救世主となる道が人間界に開示されたからで、その最後のチャンスに、日本人がどこまで反応するかです。
ところで、このタイミングで松下幸之助のことをお伝えしている理由は、旧社名の松下電器がパナソニックになった企業が、事業を再編成し、いくつかの会社に生まれ変わる方向を発表したためです。
松下幸之助は共産党のテーマソングのインターナショナルという言葉からナショナルをブランド名としたと伝えられています。日本人には、松下はメーカー名で、製品名はナショナルという時代が長く続いたのでした。それがバブルの頃、アメリカの映画会社を買ってはみたものの失敗し、改めて世界戦略を練り直す時に、松下ではなくパナソニックを企業名としたのでした。
その結果が、今回の決定ということです。松下幸之助の記憶は消えることになります。今の日本ではこうして、創業者の偉大な記憶が企業名から消えることで、アイデンティティを失うこと考えたこともない経営者が普通になりました。
この企業アイデンティティの喪失と、日本企業の競争力の低下はセットで、この二十一世紀の日本経済の将来に暗い影を投げかけています。この弱体化の本質は、日本型経営、日本型資本主義がアメリカの株主資本主義に敗れた、ということなのですが、今の日本の政治家や経済人に、それを理解するものはいないのです。
この日本を冷静に観察している若い世代の中から、ポスト資本主義の経済を考え、自ら事業を起こす、第二の松下幸之助や本田宗一郎のような人材が出てくるはずですが、これらの偉大なカリスマ創業者の多くは、学歴というものを持ちませんでした。
すでに日本はここに一つの回答を得ているのです。政府も大学も関係のないところから新しい時代が始まり、その分野では資本主義の考え方を持つ人間は成功できないし、参入もできないことになるはずです。これが経済の立て替え、立て直しの始まりとなると考えていいのでしょう。
今週の光文書
(ヒカリモンジョ)

- Vol.800+30+126
ゴッドブレスアメリカ2025
トランプ大統領が、千九百七十一年にニクソン大統領が宣言した金とドルのリンクを切った、ニクソンショックと呼ばれるもので、今日まで続いてきたペーパーマネーのドルの仕組みの闇に光を当てることになりそうです。それが、聖書の約束の成就であるという、アメリカの役割についての話を、私が知らされている範囲で、証拠として、今回、記すことにします。
キリスト教徒は、聖書というものを読んで、イエスの生涯における最大のテーマを人々の救済だと信じ込んでいます。しかし、イエスは、わざわざ、十字架にかけられるために、エルサレムに出向いて、神殿の前の両替商の店を破壊したのです。その結果、エルサレムの住民の希望で、十字架上で死んだという歴史が、そこに記されています。
この歴史の記述があって、ローマ帝国が崩壊し、ローマ教皇が王権の授与者になって以降、ディアスポラのユダヤ人は、迫害され続けました。
やがて、ルターやカルヴァンに代表されるプロテスタントの動きが、ヨーロッパで生まれ、資本主義の時代に突入していくことになります。このプロテスタントのグループの中で、理想の神の国を作るために、新大陸に渡るものが出て、アメリカの建国が始まります。
この神の国を目指すというのが、ナイーブなアメリカ人の胸にある、一種の建国神話なのです。
それらのアメリカ人の多くは、ある時期まで、教会に通い、自分達は神から祝福された国民だという連帯感を持っていたのです。そのアメリカ人の幻想を一気に破壊したのが、二千一年の九月十一日に起きた事件で、そこから、わずか二十五年ほどで、アメリカは、左と右の勢力に分断されることになりました。ただ、不思議なことに、その間、ほとんどの富を独占することになった金持ちの多くは、左側の民主党になり、貧しくなった白人の労働者階級の多くが、右側のトランプの共和党の支持者になったということです。
この理由は簡単で、アメリカ、ヨーロッパなどの先進国では、高等教育が浸透するほど、その政治的ポジションは左傾化するというのが常識だからです。それは、敗戦後の日本も、まったく同じです。しかし、この共産主義というイデオロギーというものは、もともとユダヤ教のラビの子孫であったカール・マルクスという人物が、ユダヤ金融資本家の資本援助で作り出した、西洋のキリスト教文明に対する復讐のシナリオだというのが、私が知らされている神実なのです。
旧約聖書の神は、はっきりと、「私は妬むものである」と宣言しています。
人間社会の大多数を占める、貧しいものたちは、その内に妬みのエネルギーを大量に宿して生きており、それを集めて、解放すれば、革命というものが起こるということを人間の歴史が実証したということです。
ただ、それは、聖書の中に宿った力の一部であって、旧約と新約の聖書には、それぞれの役割があるのです。
神の国を目指した新大陸のアメリカも、旧大陸とされたヨーロッパと同じようにあるタイミングで、ヨーロッパを支配する人間グループに成長した国際的な金融資本家のグループによって、征服されてしまったという歴史があることを、これから、多くの人間が知ることになります。
そして、重要なことは、神の国を求めた、ひとりひとりのアメリカ国民が、マネーを崇めることをしないと、十字架にかけられるという運命に直面していることに気付くように、アメリカの歴史はプログラムされているということです。
日本に日本の仕組みがあるように、アメリカにはアメリカの仕組みがあるのです。そこでは、アメリカ大陸の先住民に対する行為の責任も問われることになります。それもまた、聖書の暗黒面に由来するからです。
いまある数字上のマネーは、アメリカのドルというペーパーマネーの仕組みから大量に発生したもので、その責任は、アメリカのドルの支配者たちのものであることを、精神界が人間界に伝える時が来たということです。トランプというラッパの声によって、はじまっている立て替え、立て直しとは、そういうものだということです。神紀五年(二千二十五年)三月六日 積哲夫 記