- 積哲夫ラジオ(宇宙の声)VOL.29
2024年11月20日 Vol.29:ポスト・アメリカのはじまり
アメリカ大統領選挙のトランプ勝利の背景には、ポッドキャストとソーシャルメディアによるアメリカ人の意識の変化があります。一方で一人一人が情報発信者になる時代の到来で死にかけているのがマスメディアです。
すでに日本でもマスメディアによる「報道しない自由」の行使は多くの一般国民に認知され、ある種の利権構造の見直しが近づいています。第四の権力であるマスメディアの死に伴い、民主主義の三権分立も改めて見直されることになるはずです。
これは近代国家を成立させたヨーロッパ、キリスト教文明が最後の時を迎えているということです。
日本は明治維新後、大英帝国やアメリカ合衆国をモデルに欧米型の国民国家を作ろうとしてきましたが、それはどうやら失敗したと今になって日本人は気付きつつあります。今でも敗戦後の既得権益を守る中央官庁中心の政治システムが、江戸幕府末期に似た機能不全を起こしているからです。それでもまだ日本が安定しているように見えるのは、日本人の能力によるもので、今の統治システムでは政府主導の移民の増加には耐えられません。今の日本は千九百四十五年の敗戦によって、歴史上初めて全土を占領されたことを、白村江の敗戦で得た教訓のように正しく学び直すべき時なのです。それをしないと、日本は日本であることを失うことになります。
明治の日本は中華文明に過度の尊敬の念を持ったことで失敗し、今は西洋とアメリカ文明に信頼を寄せていますが、ポスト・アメリカの歴史観を日本人が持たない限り、日本の復活はないと、日本人の意識に上げるための活動が、この積哲夫ラジオです。
アメリカ大統領選挙が終わり、なぜ天がこのラジオを始めろと指示を出したのかの理由が、私は正しく理解できた気がします。マスメディアに洗脳され尽くしたかに見える人間の中にも、正しい言語情報を判別できる人間の脳があり、光の言葉によって覚醒の道へ進むようプログラムされているということです。
日本には古くから音霊言霊の知識があります。今やアメリカを中心とした英語圏の人々も、その人物の言葉にその人物の人間性や嘘を見抜く能力を持ち始めています。この積哲夫ラジオの言葉が、精神科からの情報発信として始められた背景には、こうした地球的な人間の能力向上というものがあるのです。
良きものには良き波動、悪しきものには悪しき波動、それらはマスメディアではなく、ソーシャルメディアで多くの人々に伝わり、世界を変える力に変わるのです。
<ラジオ内容全文>
積哲夫ラジオ、第二十九回です。
アメリカの大統領選挙でトランプが勝利した背景にあるのは、アメリカ人の意識の変化です。この意識の変化を実現したのが、ポッドキャストと、Xに代表されるソーシャルメディアです。この一人一人が情報の発信者になる時代の到来で、今死にかけているものが、テレビに代表されるマスメディアです。
すでに日本でもマスメディアによる「報道しない自由」の行使は、多くの一般国民に認知されるところにまで来ています。この先にあるのは新聞やNHKなどの情報を有料としているビジネスモデルの崩壊と、広告料収入に頼るテレビなどの電波の独占という、ある種の利権構造の見直しということになります。長い間、民主主義国ではメディアは第四の権力であり続けましたが、それが終わるということです。このマスメディアの死に伴って、民主主義の基本とされる三権分立というものも改めて見直されることになるはずです。
これは近代国家を成立させてきたいくつかの条件が、すでに国民一人一人の生活を阻害する要因になりつつあることを示しています。ヨーロッパがすでに文明の輝きを失っているのは、誰の目にも明らかですが、アメリカにおいて、そのヨーロッパ、つまりキリスト教文明が最後の時を迎えているということです。
日本は明治維新後、はじめは大英帝国をモデルに、アメリカに占領されてからはアメリカ合衆国をモデルに欧米型の国民国家を作ろうとしてきたのですが、それはどうやら失敗したことを、今になって日本人は気づきつつあります。その理由は、今でも日本の政治は敗戦後の利権構造の中にあり、その既得権益を守る中央官庁を中心とする政治システムは、江戸幕府の末期とも似た機能不全を起こしているからです。それでもまだ日本が安定しているように見えるのは、日本人というものの存在があるからで、現在の日本の統治システムでは政府が進行させている移民の増加に耐えられないのは明らかなのです。精神界が伝えているように、朝鮮半島を併合した時点で、日本神界が大日本帝国を見限ったという理由を、これから日本は改めて体験し、学び直すことになります。白村江の敗戦によって、日本列島には大量の半島出身者が移住してきましたが、それを文化的に吸収するために三百年以上の時を要したことを忘れてはならないのです。日本史で言うなら白村江の敗戦によって、北九州に兵士を集め、城を築いた経験が、後の元寇によって役立つことになりました。
今の日本は千九百四十五年の敗戦によって、歴史上初めて全土を占領されたことを、正しく学び直すべき時なのです。それをしないと、日本は日本であることを失うことになります。
この時に重要なのは、朝鮮半島や大陸を見てはならないということです。明治維新の最大の失敗は、中華文明に過度の尊敬の念を持ったことで、これは江戸時代の教育に由来します。今の日本は西洋文明及び、そこから生まれたアメリカ文明に尊敬を通り越した信頼を寄せていますが、その文明は終わりの時を迎えつつあります。このポスト・アメリカの歴史観というものを日本人が持たない限り、日本の復活はないのです。
それを日本人の意識に上げるための活動が、この積哲夫ラジオというポッドキャストです。私はアメリカの大統領選挙が終わって、なぜ天が積哲夫ラジオを始めろと指示を出したのかの理由が、正しく理解できた気がします。
それは、今あるマスメディアに洗脳され尽くしたかに見える人間の中にも、正しい言語情報というものを判別できる人間の脳というものがあって、それらは光の言葉によって覚醒の道へ進むようプログラムされているということです。
なぜそれに気づいたかというと、今回のアメリカの大統領選挙で、トランプやヴァンスといった正副大統領候補や、イーロン・マスクなどが、有名なポッドキャストの番組に出演し、三時間もの対話をした番組が何千万回もの視聴を記録しましたが、それを見ている英語圏の人々は何時間も話す人間の言葉の背後に、その人間が良い人間か、悪い人間か、好きな人間かどうか、などを判断できる能力を持っていることが分かったからです。
それはあらかじめ用意された言葉だけを発信するマスメディアの番組ではありえないことです。日本には古くから音霊言霊の知識があります。今や英語圏の人々も、その人物の言葉にその人物の人間性や嘘を見抜く能力を持ち始めています。この積哲夫ラジオの言葉が、精神科からの情報発信として始められた背景には、こうした地球的な人間の能力向上というものがあるのです。
そうした能力を開花させた人々がアメリカを中心としてすでに生まれていて、それらの人々は言葉というものの波動をすでに理解しているとも言えるのです。良きものには良き 波動、悪しき者には悪しき波動、それらはマスメディアではなく、ポッドキャストなどのソーシャルメディアで多くの人々に伝わり、世界を変える力に変わるのです。
今週の光文書
(ヒカリモンジョ)
- Vol.800+30+110
タイタニック
この二千二十四年の十一月五日に実施されたアメリカ大統領選挙で、トランプが圧勝して、第四十七代のアメリカ大統領になることが決定しました。このトランプ政権で、アメリカをこれまで支配してきた、あるシステムの闇が表に出る可能性が、急速に浮上しています。
その闇とは、ドルを発行している、FRB(連邦準備制度理事会)の誕生から、今日までのアメリカの行動の背後にあったものということです。
今回の光文書のタイトルを、タイタニックとしたのは、すでに多くの人に知られているタイタニック号と、FRBの物語に、新たな光を当てるためです。
千九百十二年の四月十四日に、北大西洋で沈没したタイタニック号には、当時のアメリカの大富豪で、連邦準備制度に反対していたとされる三人の人物が乗っていました。
それは、鉱山王として有名だったベンジャミン・グッゲンハイム、メイシー百貨店のオーナーで政治家でもあったイジドー・ストラウス、そして、当時のアメリカ最大の富豪といわれたジョン・ジェイコブ・アスター四世です。
彼らが、このタイタニック号の処女航海の船客になったのは、有名なJ・P・モルガンが、この船会社のオーナーでもあり、共にアメリカへという旅の提案をしたからだとされていますが、結局、J・P・モルガンがこの船に乗ることはなく、タイタニック号沈没後の千九百十三年にFRBの法案が強引な方法で成立することになります。この法律が成立した結果、アメリカは第一次世界大戦に参戦、ヨーロッパに派兵することになります。アメリカでは、この第一次世界大戦の経験は、国民に外国での戦争に距離を置く心情を植えつけ、それは千九百四十一年十二月八日の大日本帝国の真珠湾攻撃まで変わりませんでした。
しかし、歴史をよく観察すると、FRBができた後のアメリカは、戦争を好む経済とでもいうべきものを意図的にかどうかは別にして、作ることになりました。
その最大の勝利が、第二次世界大戦、とくに大日本帝国に対するものだったと、少なくとも私は考えています。
それと比べれば、冷戦によって崩壊させたソ連邦との戦いは、血が流れなかったことも含めて、マネーとテクノロジーによる政治的な勝利であり、これで、パックスアメリカーナは完成したかに見えましたが、ここで、アメリカは改めて、対日戦を始めるという、大失敗をしたのでした。表向き、これは日米半導体摩擦という経済的なものに見えましたが、実は次の時代のコンピュータの覇権を絶対に渡さないという国家意志の行使、いい方をかえれば戦争だったのです。
この対日戦線に参加したのは、チャイナ、台湾、韓国で、この包囲網は、戦前のABCD包囲網よりも、参加国にとっては、メリットの大きなものとなりました。
日本人は、いまだに、自分たちが世界で孤立していることに対する認識がありませんが、すでに、外濠は埋められています。
いまの日本政府にも経済界にも、この危機を克服する能力はありません。
それが、敗戦後七十九年の日本の姿です。
いまの日本の姿は、アメリカのFRBが生まれてから、ずっと続けられてきた対日戦略の結果として生まれたものともいえます。
世界の金融をコントロールする人間グループにとって、日本は征服すべきターゲットであり続けてきたのです。このトレンドが、もしかすると、トランプ大統領の登場で変わるかもしれません。
そのヒントは、トランプ政権に、アメリカのリバタリアンとして有名な議員であったロン・ポールという人物が、参加するというニュースです。もし、これが現実になると、トランプ政権は、ロン・ポールが長年主張してきた、FRBの解体という方向に金融システム全体の舵を切る可能性が生まれます。すでに、ビットコインなども政策の中に取り入れているトランプ政権なら、その可能性は高いのです。
さらにいうと、FRBから通貨発行権を取り戻すことを目指していたのが、暗殺されたジョン・F・ケネディだったという、伝説のようなものが、真実として浮上するかもしれないということです。
南北戦争が、日本の明治維新の前にあり、日露戦争の戦費をニューヨークの銀行家が提供し、第一次大戦後にアメリカのライバルとなった大日本帝国を、第二次世界大戦で占領したアメリカの行動の背景にあったドルの通貨発行権を握る人間グループの存在を、多くの日本人が知る日が近づいてきました。神紀四年(二千二十四年)十一月十四日 積哲夫 記